パナメーラは2009年に登場したスポーツサルーンで、2016年にフルモデルチェンジが実施され2代目パナメーラに生まれ変わった。
パラメーラとは1950年代前半メキシコで行われていた公道レース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」からインスピレーション受けて採用されている。
フラッグシップモデルである911でおなじみのファストバックスタイルを維持しながら4ドアやトランクなどを実用化している。
駆動形式はFRと4WDの2種類、タイプはベースグレード、GTS、ターボ、E-Hybridと4つありグレードは合計18種類と、多様なニーズに対応した車だ。
パナメーラの乗り心地
乗り心地に優れた高級セダンはサルーンとも呼ばれることがある。サルーンとはフランス語でサロンを語源する言葉で、ホテルの大広間、飛行機の客室などに使われる。
ゆったりとくつろげる空間を備える車と思っていいだろう。セダンはもちろん、SUVやミニバンにも使える言葉のため、高級車とするのは間違いだ。
パナメーラの実際の乗り心地は上質なレザーシートを搭載しており、スポーツカーとは思えない乗り心地になっている。
高級車ならではのレザーシートによって乗り心地の良さを向上。後部座席のシートは左右が独立しており、乗車人数に合わせてシート位置を調整しやすいメリットも。
ドライバーだけではなく、同乗者も快適に乗れるモデルといえるだろう。
パナメーラの走行性能
ステアリングホイールのダイヤルにはスポーツプラスモードを選択できるが、パラメーラの真価を発揮するモードといってもいいだろう。
スポーツプラスモードにすると、アイドリング回転が高まりドライビングの軽さを手に入れることができる。
0kmから時速100kmまで6秒ほどで到達するハイパフォーマンス。
低回転域から強力なトルクを発生させて路面を力強くグリップし駆動力を効率的に伝えてくれる。
さらにレスポンスのいいデュアルクラッチ式オートマチックトランスミッションにより、人馬一体の感覚が感じられるだろう。
パナメーラの燃費
燃費性能は非公表だが、旧型モデルを参考にすると1L当たり8.0km~12.3km程度。
新型ハイブリッドモデルの燃費は欧州基準NECDで40,0kmだが、実燃費よりも4割高く出るため、実質24.0kmほどになる。
車そのもののサイズが大きく、外観からも大柄な印象を受けるのがパナメーラの特徴だ。実際にハンドルを握るとスポーツカーモデルとは違った走りを体感できると思う。