新車の911を買うのにいくらかかるのか


ポルシェにあこがれているなら、一度はポルシェの911のオーナーになってみたいと思うはずだ。
しかし、最新世代のポルシェ911だと一番安いモデルでも車両本体価格が1,398万円もする。
オプションを装備すると2,000万円近くになり、一般庶民の我々では無理に近いだろう。

ローンでなら購入できる?

1,400万円もの現金を用意するのは難しい。そこでローンの出番である。
実際にローンで購入するユーザーは割と多いそうだ。ポルシェにはポルシェオートローンやポルシェパワーローンといったローンサービスがある。
ポルシェオートローンはライフスタイルに合わせて頭金や支払回数、ボーナス併用などが選べるローンプログラムだ。
ポルシェパワーローンはローン申し込み時に車両本体価格の約40%を据え置き金額として、3年後の最終回に支払うもので、オートローンに比べて月々の支払額が軽減される仕組みになっている。
しかし、月々の支払額は20万円ほどする。頭金やボーナス併用を上手に使うことで10万円台にすることも可能だが、なかなか難しいハードルだ。

購入できたとしても納車までに時間がかかる

ポルシェの新車を注文する場合、モデルやグレードを決めた後、オプションを細かく選択し、注文することになる。
ただ、注文したからといってすぐに納車されるわけではない、早くても半年後、長くなれば1年近くかかることも。
それは注文を受けたらすぐに生産されるわけではなく、ドイツ本国の向上で生産枠を確保できた段階で、生産が開始されるためである。
これはディーラーによって異なり、モデルによっては毎月生産枠が確保できるものもあれば、数カ月に1台しか確保できないこともあるそうだ。
また、途中でモデルが変更されると納車時には、注文時と比べると車両本体の値段が上がってしまうことがある。
つまりどうしてもほしいモデルでなければ、既にディーラーにある在庫車から選択することになるのだ。

新車購入は高いハードル

宝くじでも当てればいけるかもしれないが、新車のポルシェ911を購入するのはかなり高いハードルであることがわかったのではないだろうか。
それでもポルシェ911が欲しいというならば、中古車がねらい目だ。
空冷式エンジンの場合は高騰しており、新車並みに購入は難しいが、3世代前の水冷エンジンの996型なら総額300万円くらいで探せる。
中には200万円台のものもあるが、状態がよくない可能性があるので注意したい。