ポルシェは世界中で人気のある自動車メーカーだ。
理由は成功者の証として選ばれることが多く、自動車雑誌でも特集を組めばハズレなしといわれるほど。
どうしてそれほどまでにポルシェは人気があるのだろうか。

走りの良さを追求した歴代モデル

ポルシェは走りの良さを追求したモデルが多くある。ただ速いだけではなく速さの中に自分の思い通りに操れる感覚がポルシェの魅力といえるだろう。
フラグシップモデルである911はサーキット走行を強く意識している。
市販車をそのままサーキットに持ち込んでも、素晴らしい記録を出せるほど、サーキットでの性能を意識しているわけだ。
もちろん、911以外のモデルもスポーティーな走りを意識しているのがポルシェの特徴といえる。
極端な話、サーキット走行をして、そのまま家に帰ってこられるのがポルシェの車だけだ。

おなかが出ていても乗れる

ポルシェ以外のスポーツカーであるフェラーリやロータスなど運転席は狭いため、大きめの体形の人だと乗り降りに苦労するものだ。
しかし、ポルシェはゆとりがあるため大丈夫というわけ。
スポーツカーながら実用性が高いことを的確に表しているといっていいだろう。

価値が下がらない

ポルシェは歴代モデルごとに人気がある。そのため、中古で10年たっても価格は大きく落ちないし、さらに古いのになると価格が上がったりする。
空冷式エンジンを積んだ911だと状態が良ければ、1,000万円以上の値が付くことも珍しくない。
それはもう現代のモデルに空冷式エンジンは搭載していないことから、中古価格が上昇しているのだ。
空冷式エンジンは今のエンジンとは比べものにならないほど扱いにくいエンジンだが、空冷式エンジンにしか出せない独特な走りを見せてくれる。
そのため将来的な資産価値を考えて、購入する人は少なくない。

SUVの成功

カイエンが登場したことで、高級SUVの火付け役となった。ポルシェ初のSUVであるカイエンがポルシェを変えたといっても過言ではない。
911のようなスポーツモデルでは、新興国のような道路状況がよくない国では販売が難しかった。
一方、カイエンのようなSUVモデルであれば少しくらいの悪路なら問題ない。カイエンが登場したことでポルシェを販売できる国が増えたといえる。
また、スポーツカーに興味がないけど金銭的に余裕のあるファミリー層も取り込んだ。
もちろん、カイエンのカッコよさもあるだろう。SUVの中でもスポーティーな顔つきが大当たりだったといえる。